本サイトはPRが含まれています。
CCNAの勉強、まずはあまりお金をかけないでやってみようと思うんだけど、そうするとやっぱりネットの情報かな?でもネットの情報って正しいのか不安もあるのよね・・・
チャーチルさん
ポン先生
ネット=信用できないってのは極論だけど、用心に越したことは無いね。今日はCCNAの勉強で役に立つ&信用できるWEBサイトを紹介するよ。
CCNAの取得には約160時間の勉強が必要と言われています。160時間机に向かって集中できれば良いですが、「仕事もあるしそんなに時間取れないよ~」という人も多いはずです。特に書籍派の人は通勤時に書籍を持って行く必要があり、物理的にも一苦労です。
一方、WEBサイトで勉強する場合はPCやスマホで閲覧可能で、スキマ時間も有効活用できます。
この記事ではCCNAの勉強におすすめな下記3つのWEBサイトを紹介します。
いずれもネットワークやCCNAの知識を身に付けるには有用なサイトで、実績や信頼性も十分にあります。
この記事を読むことで、CCNAの勉強において必要な
- WEBサイトを利用することのメリット
- 合格に直結する有用WEBサイト
- WEBサイト利用時の注意点
を学ぶことができます。
WEBサイトは誰でも閲覧できるが故にしっかり情報元を選んで利用して行きましょう。
HAL校長
目次
CCNAとは
CCNAとは
CCNA(Cisco Certified Network Associate, 200-301)とはネットワーク機器メーカCisco Systems社の認定資格です。
取得に関しては、ネットワーク全般の基本的な知識及びCisco製品(スイッチやルータ、無線等)の知識が必要になります。
CCNAを取得することで、ネットワークエンジニアとして必要な基本的な知識やCisco製品に対する理解がある事の証明になります。
Cisco資格のレベル
シスコ技術者認定(Ciscoの資格のこと)は難易度や分野毎に分類され、それぞれに対応した資格があります。
この内CCNAは下から2番目のアソシエイトレベルに位置付けられており、Ciscoとしても1年程度実務経験を積んだ方を想定しています。
また技術分野においても、単純なスイッチ/ルータだけでは無く、無線やコラボレーション(電話やWEB会議等)、セキュリティ等多岐に渡り広範囲の内容をカバーする必要があります。
※2020年2月にCCNAは大きく改定されています。以前はCCNAと言えば“CCNA Routing and Switching”という資格の事で、その名の通りスイッチング、ルーティング周りがメインでした。しかし現在は各分野が1つのCCNAに集約されているため全体的に勉強する必要があります。
CCNAの詳細についてはこちらの記事を参照です。
WEBサイトで勉強するメリット
参考書(紙の書籍)と比較してWEBサイトで勉強する場合、下記メリットがあります。
- 時間と場所を選ばず勉強できる
- 内容がアップデートされる
- 無料サイトが多い(一部有料)
時間と場所を選ばず勉強できる
最近のWEBサイトであればスマホ表示に対応しています。そのため通勤時の電車内など場所に縛られず閲覧可能です。
“勉強”と言うと「長時間ガッツリやらなくちゃ」とイメージするかもしれませんが、10分レベルでも1週間、1ヶ月と積み重ねればそれなりの学習時間になります。
紙の書籍だと机に縛られがちですが、WEBサイトの場合は時間や場所に関係なく有効活用できます。少なくても今までゲームやネットサーフィンしていた時間の分だけCCNA合格に近づく事ができるでしょう。
電車通勤じゃなくても、例えば休憩時間や出勤前後とか合間の時間を見つけて勉強できるってことだね。
チャーチルさん
内容がアップデートされる
どんなにチェックを重ねても、人が書いている以上何かしらの誤りはあります。紙の書籍の場合、改訂版で修正されますが、改訂前に購入した書籍の誤りはそのままです。
一方、WEBサイトはすぐに修正が可能であり即座に反映されます。また、新規コンテンツの追加も後追いで可能で、トレンドを追うこともできます。
このように後から修正・追加が容易というのもWEBサイトならではの強みです。
無料サイトが多い(一部有料)
後述するPing-tのように一部有料サイトもありますが、多くのWEBサイトは無料で利用可能です。無料なのでハードルはかなり低く、「自分には合わない」と思えば他サイトを探せば良いだけです。
紙の書籍は概ね2,000円~4,000円程度します。一度買ってしまうと心理的に後戻りしにくいですが、WEBサイトの場合は複数利用や乗り換えが容易というメリットあります。
なんで無料でWEBサイトを運営できるの?無料って逆に怪しくない?
チャーチルさん
ポン先生
WEBサイトは広告収入があるからユーザから直接集金しなくても運営できるよ。YahooやGoogleも規模は大きいけどやってることは一緒だし、「無料=怪しい」って訳ではないよ。(全サイトが安全って訳じゃ無いけど…)
CCNAおすすめWEBサイト
おすすめのWEBサイトを3つ紹介します。
- CCNAイージス(無料)
- @network Cisco・アライド実機で学ぶ(無料)
- Ping-t(一部無料)
CCNAイージス(無料)
網羅性が高い情報
『CCNAイージス』はCCNAの全範囲を無料で勉強できるサイトです。網羅性が高く書籍レベルの内容が無料で公開されています。また内容も非常に分かりやすく、読者が気になるであろうポイントが丁寧に解説されています。
現役ネットワークエンジニアも参照するサイト
ネットワーク関連のキーワードを検索すると大抵上位に表示されるため、一度は目にした人も多いと思います。現役ネットワークエンジニアも良く参照するサイトですし、本格的にネットワークエンジニアとして働くのであれば、今後もお世話になる可能性大です。
高い信頼性
サイトを見ると20年近く運用されており歴史の長いサイトです。(だからと言って盲目的に良いと言う訳ではないですが)少なくても最近作成されたサイトよりも内容の精査・改訂が行われ、品質の高いコンテンツである事は想像できるのではないでしょうか。
@network Cisco・アライド実機で学ぶ(無料)
具体例での解説
『@network Cisco・アライド実機で学ぶ』も無料でネットワーク・Cisco製品の知識を勉強できるサイトです。単純な単語や数字の説明だけに留まらず、具体的な構成例や設定、コマンド出力結果を用いて解説されています。
スイッチ・ルータ関連はコンテンツ豊富
特に、昔からCCNAの出題範囲であるスイッチやルータ関連に関してはコンテツが豊富です。1つのキーワードの説明だけで10記事を超えることもあり、内容は多岐に渡ります。
練習問題有り
また、CCNAの練習問題*も用意されています。知識を覚えるだけでなく自分の理解が正しいかチェックできるため是非挑戦してみてください。
※2022年6月現在、CCNA(200-301)には対応していない模様です。スイッチやルータの勉強としては有用ですが、現在のCCNA全体を網羅的にカバーする事は難しいので注意してください。
Ping-t(一部無料)
日本最大級のIT資格学習サイト
Ping-tはCCNAの問題集サイトであり、30万ユーザ以上*が利用する日本最大級の学習サイトです。また、CCNAだけに留まらずAWS, LinuC, Oracle Master Bronze SQL基礎, ITパスポートなどIT資格のコンテンツを複数提供しています。
*2022年6月現在
本番同様の出題形式
Ping-tでは本番に近い形式で出題されます。そのため単純な知識の確認だけでなく、試験本番の練習としても活用できます。『試験に慣れる』というのは非常に重要で、実力があっても初めての出題形式だと緊張してしまい実力を発揮できない事もあります。
その点、出題形式に慣れておけば無駄に緊張する事も無いですし、問題数も豊富に準備されているため網羅的に学習可能です。
無料問題集と有料問題集有り
Ping-tには無料コンテンツと有料課金コンテンツ(プレミアムコンテンツ)があります。コンテンツの質が高く確実に合格を目指すなら有料課金もおすすめです。とは言えまずは無料コンテンツを利用し、後で判断すれば問題ないです。
無料・有料コンテンツの詳細は下記の通りです。
※他資格の内容も利用可能ですがCCNA関係のみ抜粋
- コンテンツ利用はできません
- 最強WEB問題集 CCNA (200-301)(400問)
- 自由演習:選択した特定分野から出題
- 模擬試験:120分/102問から出題(本番と同様の形式)
- CCNA(200-301)*有料範囲
- 分野「ルーティング」以降の問題が約450問追加
- Cisco簡易シミュレータ
- ルータ/スイッチのシミュレータを利用した問題(約30問)で実機の操作感を体験
- コマ問プレミアムCCNA(200-301)
- 主要コマンド(約100問)の学習
利用期間と料金
利用期間と料金は下記の通りです。契約月数によって1ヶ月あたりの料金が変わります。なお、月末締めでは無いでの、『月末に契約すると利用可能日数が短くなってしまう』等の心配は無いので安心してください。
■利用期間と料金(税込み)
期間 | 料金 |
---|---|
1ヶ月 | 2,400円 |
2ヶ月 | 3,200円 |
3ヶ月 | 3,800円 |
6ヶ月 | 4,800円 |
12ヶ月 | 6,800円 |
24ヶ月 | 9,800円 |
36ヶ月 | 12,800円 |
■支払方法
- クレジットカード(VISA/MASTER)
- 銀行振込
WEBサイト利用時の注意点
ここではWEBサイトで勉強する際に注意すべきポイントを解説します。WEBならではの内容もあるので意識して勉強するとより効率的になります。
- 教科書サイトと問題集サイトを使い分ける
- Cisco公式サイト『だけ』で勉強してはいけない
- 1つの個人ブログ『だけ』で勉強してはいけない
教科書サイトと問題集サイトを使い分ける
CCNAに限らず資格の勉強は以下2点を押さえる必要があります。
- 知識の学習【教科書的な位置付け、インプット】
- 問題の読解【問題集的な位置付け、アウトプット】
基本的に『教科書でインプット+問題集でアウトプット』を繰り返すイメージです。
そのためWEBサイトも、教科書サイトと問題集サイトに分けて考えた方が効率的です。紹介した3サイトは一部問題集付きのサイトもありますが、分けるとすれば下記区分です。
- CCNAイージス → 教科書サイト
- @network Cisco → 教科書サイト
- Ping-t → 問題集サイト
勉強する時は、知識をインプットする時間 or 問題を問いてアウトプットする時間かは意識すべきです。闇雲にインプットだけしても記憶が定着せず、知識無しで問題ばかり問いても理解できないためです。この記事で紹介した3サイト以外のWEBサイトを探す際も、『どちらのタイプが自分に必要なのか』は整理しておくと探しやすくなります。
絶対数で言えば問題集サイトって少ないね。相対的にPing-tって貴重なサイトなんだね。
チャーチルさん
Cisco公式サイト『だけ』で勉強してはいけない
Cisco公式は分かりにくい
Ciscoの資格なので、“情報の正確さ”という観点で言えばCiscoのドキュメントが一番信用できると思いますか?確かにその通りで、エンジニア目線で言えば『メーカの一次情報を参照する』という行為は正しいです。
しかし、CCNAの勉強においてはCisco公式サイトの情報『だけ』で勉強することはおすすめしません。例えば「Cisco コマンドリファレンス」等のキーワードで検索してCiscoの情報を見て欲しいのですが、初心者には分かりにくいです。。。
分かりにくい理由は
- 公式ドキュメントなので表現が硬い(噛み砕いた解説はしてくれない)
- 英語→日本語への翻訳なので若干違和感がある文章
- 文字多め(図解が少ない)
等々あります。
なので結論として、Cisco公式ドキュメントは
- 中級以上のエンジニア:正確な情報を探す際には有用
- 初心者:0からの勉強で参照するには難易度高!
ということです。
CCNAの勉強におけるCisco公式の使い方としては
最初に分かりやすい他サイトで理解する
↓
本当に正しいかどうかをCisco公式で確認する
という流れです。
最初の理解でつまずくと、後続項目の勉強に進めない、モチベーションを保てない、といったリスクがあります。兎にも角にも最初は分かりやすさ重視です。必ずしもCisco公式だけが全てでは無いのです。
ポン先生
最近は探せば分かりやすいCiscoの資料も公開されてるよ。例えば製品紹介のPowerPointの資料とかかな。でもそれもごく一部だし、ボリューム的には昔ながらの分かりにくいドキュメントの方が多いね。
誤訳がある
また、Cisco公式サイトは最初に英語ページが作成され、後に翻訳版が日本語ページに掲載されます。しかし誤訳があることもしばしば…
ボリュームが多いので多少の誤訳もあると想像しますが、公式でさえ誤りがあるので、上記の通り『他サイトで理解+公式で念のため確認』程度にしておいた方が効率的でしょう。
1つの個人ブログ『だけ』で勉強してはいけない
世の中には個人で運営しているブログがたくさんあり、技術的な解説をしているブログもあります。(上記サイトも個人ブログを含みます)
個人ブログはあくまで個人の見解であり、内容が間違っている可能性もあります。ある程度運営が長ければ、精査・改訂され精度も上がりますが、必ずしも全てがそうではないで注意は必要です。
もちろん、組織運営でも間違っている可能性は有り完璧ではないです。そのためできれば複数サイトの確認をおすすめします。複数サイトで内容が同じであればその情報の信頼度は高いと言えるでしょう。
このように正確な情報の取捨選択もエンジニアに必要なスキルです。CCNA取得後にエンジニアとして活躍したいのであれば覚えていきましょう。
ガセ情報に騙されないことが重要だね!
チャーチルさん
まとめ
-
WEBサイトで勉強するメリット
-
時間と場所を選ばず勉強できる
-
内容がアップデートされる
-
無料サイトが多い(一部有料)
-
-
CCNAおすすめWEBサイト
-
CCNAイージス(無料)
-
@network Cisco・アライド実機で学ぶ(無料)
-
Ping-t(一部無料)
-
-
WEBサイト利用時の注意点
-
教科書サイトと問題集サイトを使い分ける
-
Cisco公式サイト『だけ』で勉強してはいけない
-
1つの個人ブログ『だけ』で勉強してはいけない
-
この記事ではCCNAの勉強で使えるWEBサイトや利用時の注意点について解説しました。色々紹介しましたが、正直言うと、勉強は自分に合うWEBサイトを利用して貰えばそれで良いと思います。例えば図解が多くて分かりやすいだとか、説明分が楽しく読めるだとか、好みに合わせる形です。一方、その情報が正確かどうかを判断することは難しいです。なぜなら今勉強中の人は大抵が初心者で十分な知識が無いので。よって他人におすすめできるのは、この記事で紹介したような実績・信頼があるWEBサイトになります。一度間違った情報を覚えてしまうと覚え直すのも大変です。正しく理解してCCNA合格を目指して行きましょう。