本サイトはPRが含まれています。
CCNAの勉強方法は色々あるってことは分かったんだけど、結局どの方法で勉強したら良いの?
チャーチルさん
ポン先生
人によって最適な勉強方法は違うね。今日は各勉強方法がどんな人に向いてるか確認しようか。
参考書やWEBサイト、スクール等勉強方法は様々です。それぞれ特徴があり、人によっては向き不向きがあります。一方、世の中には自分に合っていない勉強方法を選択してしまい、挫折した人もたくさんいます。とりあえず参考書は買ったけど三日坊主で終わってしまったあなたのように。。。
あなたは最適な勉強方法を選択できる自信がありますか?
この記事ではCCNAの勉強方法として下記4つを解説します。
- 実機演習
- 参考書
- WEBサイト
- スクール
この記事を読むことで、あなたに合う勉強方法を見つけ、CCNA合格に近づくことができます。CCNAの合格だけに留まらず、『現場で活躍できるネットワークエンジニア』を目指し本物のスキルを磨いていきましょう。
HAL校長
目次
CCNAとは
CCNAとは
CCNA(Cisco Certified Network Associate, 200-301)とはネットワーク機器メーカCisco Systems社の認定資格です。
取得に関しては、ネットワーク全般の基本的な知識及びCisco製品(スイッチやルータ、無線等)の知識が必要になります。
CCNAを取得することで、ネットワークエンジニアとして必要な基本的な知識やCisco製品に対する理解がある事の証明になります。
Cisco資格のレベル
シスコ技術者認定(Ciscoの資格のこと)は難易度や分野毎に分類され、それぞれに対応した資格があります。
この内CCNAは下から2番目のアソシエイトレベルに位置付けられており、Ciscoとしても1年程度実務経験を積んだ方を想定しています。
また技術分野においても、単純なスイッチ/ルータだけでは無く、無線やコラボレーション(電話やWEB会議等)、セキュリティ等多岐に渡り広範囲の内容をカバーする必要があります。
※2020年2月にCCNAは大きく改定されています。以前はCCNAと言えば“CCNA Routing and Switching”という資格の事で、その名の通りスイッチング、ルーティング周りがメインでした。しかし現在は各分野が1つのCCNAに集約されているため全体的に勉強する必要があります。
CCNAの詳細についてはこちらの記事を参照です。
CCNAの勉強方法一覧
勉強方法としては下記4パターンです。それぞれの詳細を解説していきます。
■CCNAの勉強方法
分類 | 勉強方法 | 始めやすさ | 継続性 | 習得スキル | 費用 |
---|---|---|---|---|---|
独学 | 実機演習 | 場合による | ○ | ◎ | 場合による |
独学 | 参考書 | ○ | △ | ○ | ○ |
独学 | WEBサイト | ◎ | △ | ○ | ◎ |
通学 | スクール | ○ | ◎ | ○ | △(スクールによる) |
体で覚える実機演習【自分で手を動かして確認したい人向け】
概要:実機を準備して勉強する
ルータやスイッチなど実機で勉強します。実際に設定しテストするので、ネットワークエンジニアの仕事に一番近い勉強方法です。ただし、実機単体があれば良い訳ではなく実際には参考書やWEBサイトで知った内容を実機で確認するというやり方になり、他との組み合わせが前提です。
CCNA取得後もネットワークエンジニアとして活躍する前提であれば、実機での勉強も取り入れるべきです。
- 機器の操作性や動作を体験できる
- ネットワークエンジニアの仕事を理解できる
- 手を動かすことで知識が定着する
しかし、後述する費用等の理由で一部の人にはハードルが高いのが現実です。
始めやすさ:場合による
当然、実機を準備する必要がありますが、その人の状況次第で機器準備のハードルは変わります。
- ①エンジニアとして働いている人 → 会社の検証環境などを利用
- ②これからIT企業へ転職する人 → 自費で準備
①エンジニアとして働いている人
既にエンジニアとして働いており、会社の検証環境で自由にネットワーク機器を利用可能な場合は始めやすいでしょう。細かい機種の違いはあると思いますが、ひとまず“ルータ”、“スイッチ”単位で実機があれば勉強はできます。
②これからIT企業へ転職する人
一方、これから就職する人や非IT企業からの転職を検討中の人は自分で準備する必要があります。
費用感を見るために、例として下記条件で見繕ってみました。
- 筐体が大きくない機種(自宅に設置想定)
- 一般的によく使われていた機種(マイナー過ぎない)
- とりあえずスイッチとルータ(コマンド確認目的)
■8ポートL2スイッチ:約55,000円
■8ポートルータ:約10,000円
上記は一例です。時期によって出回っている機種や値段は大きく変わります。古い機種であれば数千円、そこそこ新しい機種であれば数万円レベルです。勉強の本気度によりますが、最初から数万円出して機器を揃えるのは高いハードルになるでしょう。
ポン先生
そもそもCiscoの機器は他メーカと比較して高いんだよね。
継続性:比較的保ちやすい
実機での勉強は環境をうまく活用することでモチベーションを保ちやすくなります。
人間は自分の意思だけで継続することは中々難しいです。一方、環境の力があると継続しやすくなります。感覚的に分かると思いますが、例えば会社・学校・図書館などに行けば自然と仕事や勉強は捗りますよね。
会社などに実機があることでサボらずに自然と勉強することができます。
習得スキル:実践に近いスキルを習得可能
実機でしかできないことはたくさんあります。
- 設定変更
- 通信テスト
- うまくいかない時の切り分け…等々
いずれも座学では得られない点であり、単純な勉強というよりも経験値/スキルとして身に付きます。将来的にネットワークエンジニアとして活躍するのであればやって損はないです。
実際の所、CCNA合格だけが目的であれば実機は必須ではないです。CCNAを取得してから転職ということであれば、転職後に触る機会もあるでしょう。ただし、早い時点で触る機会があればその方が有利ですし、具体的なイメージを持ちながら勉強できます。
ポン先生
一方、実際の案件では使わないような設定の話もCCNAの範囲に含まれてるよ。だから実機でよく使う設定の習得だけでCCNAに合格できる訳ではないかな。
費用:場合による
上記の通り、
- ①エンジニアとして働いている人
- ②これからIT企業へ転職する人
で費用負担は大きく変わります。
②の人で、「そこまでは出せないよ」という場合、後述の他の勉強方法を検討しましょう。
結論:自分で手を動かして確認したい人向け
実機での勉強は将来ネットワークエンジニアとして活躍したい人におすすめの方法です。特に座学だけでは経験できないことが多く、スキルとして身に付きます。
- 機器の動作を正確に理解したい人
- 書籍/ネット情報の真偽を自分で確かめたい人
- すぐに実機を準備できる環境の人
体系立てられた参考書【ゼロから順番に学びたい人向け】
概要:参考書を購入して勉強する
書店などで販売されている参考書を購入して勉強する方法です(電子書籍を含む)。一般的に参考書は体系的にまとめられており、順番に読んでいけば知識ゼロから学ぶことができます。
始めやすさ:比較的始めやすい
参考書を購入するだけなので比較的始めやすいです。一般的に評価の高い参考書であれば、検索ですぐに分かります。また実際に書店で手に取れば「自分に合いそうかな?」「分かりやすそうかな?」といった雰囲気も確認できます。
私はよく本のジャケ買いをやって失敗しているよ(T_T)
チャーチルさん
継続性:保ちにくい
最初は勢いで参考書を買ったけど、結局続かなかった・・・という人も一定数います。
- 自力で理解できない部分でつまずいてしまう
- 分厚い本を見ると気が遠くなってしまう
- 環境的に続けられない(自宅だと誘惑がある等)
上記は、例えば勉強場所を自宅から図書館へ変える等の環境変化でモチベーションを保つことができます。とは言え楽しいポイントや目標がないと継続しにくいのは事実です。
習得スキル:適量
当然ですがCCNA対策の参考書の場合、CCNAの出題範囲が中心です。実業務レベルで見ると物足りない部分もありますが、CCNA合格が目的なら問題ないでしょう。
一方、参考書選びは非常に重要です。自分の目的に合う参考書を選ばなければ成果は出ません。
人によっては
- とにかく分かりやすさを重視したい
- 細かい点までキッチリ理解したい
- 前提知識ゼロでも分かる内容にして欲しい
等々希望や目的があるはずです。
とりあえず買ってはみたが続かなかった・・・というのは合わない参考書を選んでしまったケースが大半です。それを何回繰り返したところであなたのお金と時間を無駄にするだけです。
具体的な選び方やおすすめ参考書はこちらの記事を参照です。
費用:2,000~4,000円程度
参考書によりますが概ね2,000~4,000円程度です。電子書籍の場合、少し安価になりますが、一般的に専門書は他書籍よりも割高です。
この金額が安いか高いかは個人の感覚によると思いますが、CCNA取得によって得られるであろうメリット(例えば昇給や転職での年収アップ)と比較して投資判断をしましょう。
結論:ゼロから順番に学びたい人向け
参考書での勉強はゼロから順番に体系立てて学びたい人におすすめの方法です。著者、出版社に厳しく推敲されており網羅的に学習可能です。
- 網羅的に学習したい人
- 信用できるソースから情報を得たい人
- 独学で継続する意思や環境が整っている人
効率的なWEBサイト【気になるポイントをすぐに調べたい人向け】
概要:インターネット上のWEBサイトで勉強する
一般公開されているWEBサイトで勉強する方法です。最近は個人ブログでも技術的な解説をしているサイトが増えており、複数の中から選ぶことができます。
ネット環境さえあれば良いので、例えば通勤電車の30分で勉強するといったことも可能です。
始めやすさ:始めやすい
上記の通り、ネット環境があれば良いので非常に始めやすいです。知らない言葉を検索することは良くありますが、最初はそれくらいの感覚で始められます。
特にスマホでも調べられるという点がよりハードルを下げています。
電車でガチャを引いてる場合じゃないね!
チャーチルさん
継続性:保ちにくい
『簡単に始められる=簡単に辞められる』ということでもあります。そのため、勉強習慣が身に付くまではサボってしまうこともありますし、一度サボり癖が付くとそこで辞めてしまいがちです。
また、しっかり勉強しようと思ったらスマホではなくPCの方が良いですが、自宅PCを毎日起動する習慣が無い人もいます。そういった意味では習慣にできるか否かが鍵です。
独学だからこそ、苦労するポイントだね。自分との戦いや~
チャーチルさん
習得スキル:適量
参照するWEBサイトによって大きく変わりますが、CCNAを網羅的にまとめているWEBサイトであれば過不足なく勉強できます。
適当なネットサーフィン感覚で進むと知識に偏りが出るので、一度は最初から目を通すことが重要です。
また、WEBサイトには教科書サイトと問題集サイトがあります。
- 教科書サイト → 知識を知る、インプットする
- 問題集サイト → 問題を解く、アウトプットする
勉強する際はこの2つの組み合わせが鍵です。インプットだけでは知識が定着せず、アウトプットだけしても知識は増えないのでバランスが重要です。
具体例を挙げると下記のようなWEBサイトがあります。
具体的なおすすめサイトやWEBサイトを使った勉強方法についてはこちらの記事を参照です。
費用:無料(一部有料サイト有り)
多くのWEBサイトは無料で閲覧可能です。入会費用や手間がない点も始めやすい要素です。「分かりにくいなぁ」「使いにくいなぁ」と感じれば他サイトを探せば良いのでその点もメリットです。
一方、Ping-tは有料です。こちらは個人ブログではなく企業が提供しているサービスです。問題集を中心としたIT資格の学習コンテンツが豊富に揃っています。単純な知識・ナレッジ提供のブログでは無いので別の観点で利用する必要があります。
結論:気になるポイントをすぐに調べたい人向け
WEBサイトでの勉強は気になったポイントをすぐに調べたい人におすすめの方法です。検索して答えがすぐに分かるインターネットのメリットを最大限に生かした学習方法です。
- 気になったら答えをすぐに知りたい人
- 時間がなくスキマ時間も有効活用したい人
- 分厚い本を持ち歩きたくない人
手厚いサポートのスクール【意思が弱い・独学は自信がない人向け】
概要:スクールのカリキュラムの沿って勉強する
※ここでは現地に通うタイプではなくオンラインスクールを想定しています。また、提供サービスは各スクールによって異なります。
スクールでは最初からCCNA合格を目的としてカリキュラムが組まれています。CCNAに必要な知識や読解能力を得るために効率よくコンテンツが準備されています。
また、スクールによっては講師が直接指導します。自力では理解できないポイントを教えてくれるのはスクールならではメリットです。他の勉強方法は全て独学ですが、スクールは講師が介在することで気持ち的にも取り組み方が大きく変わります。
始めやすさ:申込みが必要
スクールは申込みが必要です。また、オンラインコンテンツを利用する場合はPCが必要(スマホ非対応、スマホ対応だが画面が大きい方が良い等)な場合もあるので事前に確認が必要です。
ポン先生
スクールを利用しない場合でも、今後勉強するならPCは持っておいた方が良いかな。
継続性:保ちやすい
スクールは他の方法と比べると一番モチベーションを保ちやすい勉強方法です。そもそも独学のモチベーションが続かない理由はいくつかあります。
- 自力で理解できない場合に行き詰まってしまう
- 他に話す人がいない(共有、相談できる相手がいない)
- 誘惑に負けてサボってしまう
その点、スクールは
- 不明点は講師に質問できる
- 勉強方法や方針を相談できる
- 勉強せざるを得ない環境なので継続しやすい
といった特徴があり、意思が弱くてもモチベーションを保つことができます。
それにお金払ってるし、「無駄にしたくない!絶対合格してやる!」って気持ちになるね!
チャーチルさん
習得スキル:適量
CCNA合格が目的として設定されているコースであれば、効率的にカリキュラムが組まれています。そのためCCNAの知識を効率的に学習できます。
もちろんそれ以上の知識を身につけようと思えば、自主的に勉強する必要がありますが、CCNA合格が目的であればひとまずは十分なケースが多いです。
費用:スクールによる
費用はスクールによって10万円単位で異なります。「何でそんなに変わるの?」と思うかもしれませんが、そもそもスクールによってサービス内容が異なるためです。
ここはサービス内容と予算で検討する必要がありますが最低でも数万円、高いと数十万円レベルで必要です。
CCNAは確実に取りたいけど、「独学でやれる自信がないなぁ」、「一回やってみたけど挫折したんだよなぁ」という人は、それなりの費用がかかりますが検討の余地アリです。
スクールっていくつ有るの?というかおすすめがあれば教えて~(*_*)
チャーチルさん
CCNAスクールは複数ありますが、その中でもウズウズカレッジCCNAコースがおすすめです。
- 全教材が動画化されており受講者の都合に合わせた学習が可能
- 担任の1on1の講師が学習をサポート
- 半年後定着率97%以上を誇るIT専門エージェントが就職支援
さらに、通常¥220,000のところ、現在は応援キャンペーンでなんと¥33,000です。
応援キャンペーン(¥190,000の割引き)はいつまで続くか分からないのが現状です。。。
最初は無料の個別説明会があるので不明点を解消してから入会の判断が可能です。まずはこちらの記事でウズウズカレッジの詳細について確認しましょう。
口コミは悪いの?費用は高い?ウズウズカレッジCCNAコース 徹底解説 -未経験者におすすめのオンラインスクール-
結論:意思が弱い・独学は自信がない人向け
スクールでの勉強は独学を続ける意思や自信がない人におすすめの方法です。講師のサポートが手厚いスクールを選べば、間違った理解で進んでしまうリスクも回避できます。
- 独学で続ける意思・モチベーションがどうしても保てない人
- 独学に挑戦したが、つまづいてしまった人
- 講師とコミュニケーションを取りながら進めたい人
複数の勉強方法を組み合わせて使おう!
ここまでタイプ別のおすすめ勉強方法を紹介してきました。しかしどれか1つのタイプに自分を無理やり当てはめる必要はありません。必要に応じて複数の勉強方法を取ればOKです。
良くあるのは『参考書 + WEBサイト』パターンで、
- 参考書で基礎を網羅的に勉強
- WEBサイトで追加情報を補完
- Ping-tで問題を解く
の複合技です。
もちろん多いというだけで、あなたに当てはまるかは別の話です。記事内で触れた通り、実機を触った方が記憶も定着しますし、どうしても継続できないならスクールという手もあります。
重要なことは、それぞれの特徴を理解し、あなたに合う方法を選択することです。
ネットワークエンジニアにとって『CCNAはただの通過点』です。しかし到着できなかったら意味がありません。まずは自分に合ったやり方で確実に合格を目指して行きましょう。
まとめ
-
体で覚える実機演習 → 自分で手を動かして確認したい人向け
-
機器の動作を正確に理解したい人
-
書籍/ネット情報の真偽を自分で確かめたい人
-
すぐに実機を準備できる環境の人
-
-
体系立てられた参考書 → ゼロから順番に学びたい人向け
-
網羅的に学習したい人
-
信用できるソースから情報を得たい人
-
独学で継続する意思や環境が整っている人
-
-
効率的なWEBサイト → 気になるポイントをすぐに調べたい人向け
-
気になったら答えをすぐに知りたい人
-
時間がなくスキマ時間も有効活用したい人
-
分厚い本を持ち歩きたくない人
-
-
手厚いサポートのスクール → 意思が弱い・独学は自信がない人向け
-
独学で続ける意思・モチベーションがどうしても保てない人
-
独学に挑戦したが、つまづいてしまった人
-
講師とコミュニケーションを取りながら進めたい人
-
-
複数の勉強方法を組み合わせて使う
-
1タイプに自分を無理やり当てはめる必要は無し
- 複数組み合わせでもOK
-
各勉強方法の特徴理解+自分に合う方法の選択が重要
-
この記事ではCCNA合格に向けた『各勉強方法の概要』および『どういったタイプの人に向いているか』を解説しました。それぞれ4パターンに分けてみましたが、「自分がどのタイプか分からない」という人も居ると思います。その場合は手を出しやすい所から試せばOKです。まずは自分の適性を知るのも勉強です。最初から何万円も出す必要はないですが、本気で合格したいなら多少の時間や費用の投資は必要です。適切な選択と投資の先にCCNA、更にはネットワークエンジニアとしての道を切り開いて行きましょう!