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今CCNAの勉強をしてるんだけど、買った参考書が難しくって全然理解できないよ~(*_*)
チャーチルさん
ポン先生
参考書選びはすごい重要だね。理解度やモチベーション維持に直結するし、もちろん合否にも関わるよ。今日はCCNAの参考書について確認してみよう。
資格の勉強をする時、あなたはどのような基準で参考書を選んでいますか?何となく気になった1冊を購入してみたものの、「難しすぎるなぁ…」、「自分には合わないなぁ…」と後悔した事はありませんか?時間的にも金銭面でも無駄にしたくありませんよね。
この記事では、未経験からCCNAを勉強する人向けに下記参考書を紹介します。
また、単純な紹介だけではなく、参考書選びのポイントや注意点についても解説します。
この記事を読むことでCCNA参考書選びの基準や具体的な書籍を知る事ができます。未経験からCCNAを取得するにはそれなりの時間がかかります。あなたの時間を無駄にしないためにも、この記事の内容を活かし合格へ確実に近づいて行きましょう。
HAL校長
目次
CCNAとは
CCNAとは
CCNA(Cisco Certified Network Associate, 200-301)とはネットワーク機器メーカCisco Systems社の認定資格です。
取得に関しては、ネットワーク全般の基本的な知識及びCisco製品(スイッチやルータ、無線等)の知識が必要になります。
CCNAを取得することで、ネットワークエンジニアとして必要な基本的な知識やCisco製品に対する理解がある事の証明になります。
Cisco資格のレベル
シスコ技術者認定(Ciscoの資格のこと)は難易度や分野毎に分類され、それぞれに対応した資格があります。
この内CCNAは下から2番目のアソシエイトレベルに位置付けられており、Ciscoとしても1年程度実務経験を積んだ方を想定しています。
また技術分野においても、単純なスイッチ/ルータだけでは無く、無線やコラボレーション(電話やWEB会議等)、セキュリティ等多岐に渡り広範囲の内容をカバーする必要があります。
※2020年2月にCCNAは大きく改定されています。以前はCCNAと言えば“CCNA Routing and Switching”という資格の事で、その名の通りスイッチング、ルーティング周りがメインでした。しかし現在は各分野が1つのCCNAに集約されているため全体的に勉強する必要があります。
CCNAの詳細についてはこちらの記事を参照です。
参考書選びのポイント
まず最初にCCNA参考書を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
- 200-301対応かどうか確認する
- 必ずしも1冊だけに絞る必要は無い
- 最初は簡単そうな本でOK
順番に見ていきます。
200-301対応かどうか確認する
2020年2月にCCNAは大きく改定されました。
- 200-125J → 改定前のCCNA
- 200-301 → 改定後のCCNA
改定により出題範囲が大きく変更され、これに伴い各出版社の参考書も改定されています。出題されるコマンドが難しくなっただとかそういったレベルではなく、そもそもの出題範囲が広くなっています。そのため必ず200-301対応の参考書を購入してください。
書店で新品を購入する際は問題ないと思いますが、インターネットや中古で購入する際は200-125J版の可能性もあるので、どの試験に対応した内容かチェックしましょう。
ポン先生
単純な勉強だけが目的だったら200-125Jの参考書でも良いけど、CCNA合格が目的なら200-301対応じゃないと無理だね。
必ずしも1冊だけに絞る必要は無い
CCNAの合格には下記2点を意識する必要があります。
- ネットワークやCisco製品の知識を身につける【教科書的な位置付け】
- CCNAの問題に慣れる【問題集的な位置付け】
ただし、参考書によっては教科書的な内容がメインだったり、問題集的な内容がメインだったり、両方であったり様々です。もちろん一冊で網羅できれば良いですが、必ずしも自分に合う内容が1冊に纏まっているとは限りません。そのため無理に1冊に絞る必要はありません。
例えば、
- 教科書本+問題集本
- 教科書兼問題集本+さらに詳しく解説している教科書本
といったカスタマイズをしてもOKです。
要は自分が理解・勉強しやすいように情報が揃えば良いので、「必ず至極の1冊を探そう」と固執する必要は無いという事ですね。
ただし、だからと言って何十冊も購入する事は非推奨です。上記はあくまでも『1冊で十分な学習ができない場合、穴埋め的にもう1冊追加するのもアリ』という話です。最近のCCNA参考書であれば網羅性が高く、十分なケースが多いのであくまでサブ程度の位置付けです。
参考書は概ね2,000円~4,000円程度します。何十冊も買えばそれだけ出費も多くなりますし、大抵は集中できず学習が雑になります。基本は1冊、多くても2~3冊程度で考えておきましょう。
参考書購入自体が目的にならないように注意しなくちゃね!
目的はあくまでも勉強(CCNA合格)。
チャーチルさん
最初は簡単そうな本でOK
具体的な参考書選びについて、未経験者であれば、最初はパッと見簡単そうな参考書でOKです。
“簡単”というのは例えば
- 図解で解説されている
- 複雑な専門用語だけの難解な文章になっていない
- 箇条書きや色などで重要なポイントを見つけやすい
といった事です。
というのも、ネットワークは目で見えにくく、最初はイメージもしにくい分野です。ただでさえ最初は知識ゼロなのに難しい専門用語だらけの文章では、理解できずモチベーションも続かないですよね。
極端な話、最初は絵本のような参考書でも良いです。直接それでCCNAは取得できないかもしれませんが、
まずは『ネットワークの概要を知る』にフォーカス
↓
何となく全体像を把握
↓
本格的にCCNAを勉強
という流れで問題ありません。
最初から高い壁を登るのは難しいです。小さい階段を一歩ずつ上がる事から覚えて行きましょう。
私も最初は全然意味分からなかったけど、少しずつ勉強してやっと理解できるようになったよ~
チャーチルさん
おすすめ参考書3選
それでは本サイトおすすめの参考書を3冊紹介します。迷ったらまずはこの辺りから見ていくのが良いと思います。また、Amazonでは本の序盤部分を試し読みできます。自分に合いそうか雰囲気を確認してみてください。
※注意:各参考書は電子書籍版と単行本(紙)版があります。媒体によって一部内容に差異がある可能性があるので注意してください。詳細はリンク先のページをご参照ください。
1週間でCCNAの基礎が学べる本
- ページ数:336ページ
- 模擬問題:有り
- ネットワーク未経験者向け超基本から解説
- CCNA以前の「ネットワークとは?」のレベルで非常に丁寧
この参考書はネットワークのネの字も分からない未経験者がゼロから勉強するための書籍です。CCNA対策というよりもネットワークをゼロから学習するという点に重点を置いています。
そのため、
- 「私は本当にネットワークエンジニアを目指した方が良いのかな?」
- 「ネットワークの技術てってどんな感じなんだろう?」
という人が最初に取る参考書としておすすめです。
逆に言うと、“CCNA”の名前はタイトルにありますが、この1冊だけでCCNA合格を目指す物では無いです。実際の試験対策としては他の本の助けも必要ですが、あくまで最初の半歩位の気持ちで見てみると良いでしょう。
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301
- ページ数:888ページ
- 問題集:有り
- 出題頻度が高いテーマがピックアップされている
- 実際のコマンド出力例も多数掲載
- 図解、カラフルで読みやすい
IT専門スクールの講師陣により執筆され、彼らのナレッジが詰め込まれた非常に分かりやすい1冊です。学習開始から問題の読解まで完全ナビゲートされており高品質・大ボリュームのコンテンツが詰まっています。
単純な内容の羅列だけでなく、頻繁に出題されるポイントも分析されており、効率よくCCNAの学習を進める事ができます。
一方、問題集の解説が不足している印象がややあります。自分の回答が間違っている場合、どこがどう間違っていたのか復習する事は重要です。場合によっては、『この本は”教科書”として購入+問題集は別の本でカバー』という使い方もあるでしょう。
徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
- 問題集:有り
- 改定後の広大な出題範囲をカバー
- 各問題を丁寧に解説
- 構成図とコマンドで実務レベルの知識が身に付く
- 紙面には圧巻の549問を収録
- スマホ問題集も有り
業界の人間にはお馴染みの“黒本”です。黒本の内容を完全にマスターしていればCCNAはほぼ合格できると言っても過言ではないでしょう。
現在のCCNA(200-301)は出題範囲が広く受験者が覚えるべき内容も多くなっています。また、単純に単語や意味を覚えるだけではなく、『出題傾向を覚える・慣れる』という点も重要です。
そのため、『問題を解く→間違ったポイントを復習する』の流れをひたすら繰り返す必要がありますが、黒本は十分にカバーします。
内容もただ問題が多いだけでなく、構成図や具体的なコマンドの出力例付きで解説され、理解が進むようになっていますし、電車移動中にも使えるスマホ問題集で隙間時間も有効活用できます。
実績と歴史のあるシリーズで、CCNAの勉強に必要な情報が凝縮された渾身の1冊です。
最後は自分の目で判断しよう
上記はおすすめですし、一般的にもそれなりの評価を得ています。しかし必ずしも万人にとって良いとは限りません。
人によって
- スタート時の知識量が違う
- 目的が違う(単純な勉強、CCNA取得等)
- スケジュールが違う(1ヶ月で合格したい、半年以内に合格できれば良い等)
等々事情が異なるためです。
重要なのは『あなたの目的や勉強の仕方と本の趣旨がマッチしているかどうか』です。
なので口コミの評価が高いという何となくの理由で選ぶのではなく、本の趣旨や中身で選ぶようにすれば後悔する事も少なくなります。他人の評価だけで決めるのではなく最後は自分自身の目で見て判断しましょう。その参考書を買うのも勉強するのも受験するのもあなたです。
継続が難しければスクール活用も検討
一般的にCCNAの勉強は160時間程度必要と言われています。例えば1日2時間勉強する場合、2ヶ月半程度はかかります(もちろん人によって必要な勉強時間は違いますがあくまで目安として)。
ということで、勉強の継続が重要という話ですが、中には
- 内容が難しく理解できない…
- 1人でモチベーションを維持できない…
- 誘惑に負けてしまいサボりがち…
等々継続できない人もいます。。。
実際、私の周りでも仕事をしながらの勉強は続かず、諦めてしまった人もいました。独学で合格できるに越したことはないですが、「自力ではどうしても継続できないんだ!」という人はスクールの活用も一案です。
スクールではカリキュラムに沿って進める事で効率的に学習可能、不明点は講師から直接指導してもらえるといったメリットがあり、独学よりも進めやすいのは事実です。
本サイトではオンラインスクールのウズウズカレッジCCNAコースをおすすめしています。
- 全教材が動画化されており受講者の都合に合わせた学習が可能
- 担任の1on1の講師が学習をサポート
- 半年後定着率97%以上を誇るIT専門エージェントが就職支援
現役エンジニアやエンジニア経験者によるサポートによって独学よりも高品質なCCNA対策ができるのでまずは無料の個別説明会だけでも参加してみてください。今後の方針を決めるのはその後でも遅くはないです。
無料の個別説明会に参加
さらにウズウズカレッジCCNAコースの詳細を知りたい人はこちらの記事を参照です。
※この記事の目的はあくまでも参考書選びなので、スクールの活用は最終手段です。「まずは自力でどうにかしたい」という人は参考書+独学からチャレンジする方針で良いでしょう。
まとめ
- 200-301対応かどうか確認する
- 2020年に改定され問題が大きく変更されている
- 新試験に対応した参考書を購入すること
- 必ずしも1冊だけに絞る必要は無い
- ネットワーク/Cisco製品の知識習得+CCNAの問題への慣れの両方が必要
- 1冊で網羅できれば理想だが、難しければ役割毎に本を分けてもOK
- ただし多くても2,3冊程度まで
- 最初は簡単そうな本でOK
- いきなりネットワークの専門的な話は難しい
- モチベーション維持のためパッと見でイメージしやすい本からの入門がおすすめ
- おすすめ参考書3選
- 1週間でCCNAの基礎が学べる本
- シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301
- 徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
- どうしても独学が無理であればスクール活用も検討
この記事ではCCNA参考書の選び方と具体的なおすすめ書籍を紹介しました。CCNAは決して簡単な資格では無いですが、独学で合格できない資格でも無いです。実際、未経験で取得している人はたくさんいますし、少し調べればそのような体験談はいくらでも出てきます。一方、独学だからこそ参考書の影響はかなり大きく、合否に関わるレベルです。参考書そのものの良し悪しもありますが、自分のレベルや感覚に合う本を見つける事も大切です。自分に合う参考書を見つけCCNA合格の一助にこの記事がなれば幸いです。