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結局CCNAって取った方が良いの?試験対策して合格したらもう用済み~な感じになるのかしら?
チャーチルさん
ポン先生
そんなこともないよ。CCNAには色々メリットがあるからちゃんと把握してから勉強を始めよう。
現在あなたが考えているCCNAは何のために取得しますか?
Ciscoの有名な資格なので多くの人が取得を目指していることは事実です。一方、“何となく”で取得を考えている人も多くいます。頑張って勉強したは良いものの、思っていたようなメリットが無かった、業務上役に立たなかった、となってしまっては時間の無駄です。
この記事ではCCNAのメリットや取るべき理由として以下5点を説明します。
- 理由①:Ciscoだから
- 理由②:ネットワークの基礎知識を習得できる
- 理由③:就職/転職で有利になる
- 理由④:年収アップに繋がる
- 理由⑤:取得必須な案件に対応できる
ネットワークエンジニアとして今後活躍するのであれば、CCNAは絶対に取っておきたい資格の1つではあります。この記事を読むことであなたにとってメリットがあるか、あなたの目指す方針と一致しているかが分かります。ぜひ参考にしてもらい次の一歩を考える判断材料にしてください。
HAL校長
目次
CCNAを取得すべき5つの理由
CCNAとは
そもそもCCNA(Cisco Certified Network Associate)とはネットワーク機器メーカCisco Systems社の認定資格です。
取得に関しては、ネットワーク全般の基本的な知識及びCisco製品(スイッチやルータ、無線等)の知識が必要になります。
CCNAを取得することで、ネットワークエンジニアとして必要な基本的な知識やCisco製品に対する理解がある事の証明になります。
CCNAの詳細はこちらの記事を参照です。
CCNAを取得すべき5つの理由
CCNAの取得には多くのメリットがあります。この記事では以下5つの項目について説明します。
- 理由①:Ciscoだから
- 理由②:ネットワークの基礎知識を習得できる
- 理由③:就職/転職で有利になる
- 理由④:年収アップに繋がる
- 理由⑤:取得必須な案件に対応できる
理由①:Ciscoだから
一般人には馴染みのないCisco
ネットワーク業界未経験の人からしたら「Ciscoって何?」な状態ですよね。
それもそのはずでCiscoのネットワーク機器は企業向けに販売されており、一般消費者向けには積極的に販売されていません。
ヤマダ電機の店員さんに「Ciscoのルータください」と言っても出てこないので、ネットワーク業界で働いていないと馴染みがないのは当然です。
ポン先生
いわゆるB to B (Business to Business)ってやつで企業向けがメインだね。因みに一般消費者向けはB to C (Business to Consumer)って言うよ。
Ciscoを覚えると多くの案件に対応できる
一方、Ciscoは企業向けネットワーク機器のシェアで見ると世界No.1のメーカです。本当にそうなの?と思う方向けにネットワーク機器のシェアをこちらの記事で纏めています。
シェアが高いとは、当然たくさんの企業がCisco製品を利用しているという事です。多くの企業で利用している機器を扱えるというのはエンジニアにとって大きなメリットです。つまり、
CCNAを取得する
↓
Cisco製品の理解が深まる
↓
Cisco製品でのネットワーク構築ができるようになる
↓
多くの企業の案件に対応可能になる
↓
エンジニアとして食べて行ける確率が上がる
といった具合です。
将来的にシェア状況が変わる事も十分考えられます。が、少なくても来年からガラッと変わるだとかそういった時間軸ではないので、Ciscoを主軸に考えるのは現実的な戦略でしょう。
Ciscoを覚えると他メーカにも対応できる
実はCiscoを覚えればある程度他メーカの機器も対応可能になります。
どういう事?と思うかもしれませんが、実はCiscoのコマンド体系と似ているメーカが幾つかあります。具体的なメーカ名の言及は避けますが、実際Ciscoっぽいなと思うことは複数回あります。
もちろん細かいコマンドや仕様は違うので、本格的にやる場合はそのメーカの詳細を確認する必要はありますが、他メーカを0から勉強する手間を省けます。
そういった意味では最初にCiscoから入るのは王道かつ効率的な勉強方法です。
ぱっと見でおおよその設定を理解できるだけでも結構違うよね~
チャーチルさん
理由②:ネットワークの基礎知識を習得できる
CCNAではCisco製品の知識が問われると考えていますか?確かに間違ってはいないのですが、CCNAではCisco製品だけでなくネットワークの一般的な知識についても問われます。
例えば、
- サブネットマスクの計算
- 全二重/半二重
- OSI参照モデル・・・等々
そのため、『今後Cisco製品を積極的に触るかどうかは分からない』という人であっても勉強そのものは無駄になりません。
※ネットワーク自体の勉強という意味では“ネットワークスペシャリスト”という資格もありますが、最初に挑戦するには難易度が高いのでまずはCCNAという選択もアリです。
ポン先生
流石にネットワークやインフラ業務に全く関わる予定がない人だと、あまり取る意味は無いけどね。
理由③:就職/転職で有利になる
必ずしも有利とは限らない
一般的に良く言われる点ですが、就職/転職で有利になる事があります。定量的な基準がある試験に合格しているため、一定の知識がある事のアピールになります。
一方、『どの程度評価されるのか』という点に関しては会社によるので一概には言えないですが、少なくてもCCNAを持っていれば即採用という訳ではないです。
特に転職では即戦力を求められる時代です。企業としてもすぐに現場で活躍できる人材が欲しい(入社後にじっくり育てる余裕がない)というのが実情です。
CCANはアソシエイトレベルの資格であり、それだけで案件を完璧にこなせる訳ではありません。そもそも資格だけ持っていて現場での業務経験無しという人も五万といます。必ずしも企業の採用基準にマッチする訳では無い点は注意しておきましょう。
それでも持っていて損はない
一方、前述の通り一定のアピールにはなります。
例えばあなたが企業の採用担当者で、以下のようなシチュエーションだったらどうでしょうか?
- 現在面接で残っているエンジニア候補はAさん、Bさんの2人
- 2人共も条件面はほぼ同じで事務経験は無し
- 2人共も人柄良く活躍してくれそう
- ただし今期の採用人数は1人
- BさんだけCCNAを持っている
上記の状況であれば気持ち的にはBさんを採用したくなりませんか? 2人共、実務での実績やアピールポイントはありません。何かしら差異を推し量るポイントして資格を持っていれば
- 最低限の知識がある
- 資格取得に向けた努力や継続をできる
という面でのアピールになります。
あくまで転職では今までの実績が有効なアピールポイントである事に変わりありませんが、最後のひと押しで資格が有効なケースもあるので持っていて損は無いでしょう。
ポン先生
面接官も人間だから最後は印象で決める事もあるね!
理由④:年収アップに繋がる
会社の給与アップ
これも良く言われる事で、会社によって異なりますが、年収アップに繋がるケースがあります。
例えば保有資格によって基本給の上乗せがある場合、取得だけで年収アップが確定します。もちろん会社によっては特にない場合や、基本給アップではなく一時金のみという場合もあるのでそこは事前に確認しておきましょう。
一時金だけであってもモチベーション維持の材料になる人もいるので、上手く制度を活用して行きましょう。
CCNA取得者の年収
少し古いデータですが、Ciscoが調査したCCNA取得者の平均年収は404万円~578万円です。
■Cisco資格保有者の平均年収
資格 | 必要な経験年数(平均) | 年収(平均) |
---|---|---|
CCIE | 4年以上 | 645~900万円 |
CCNP | 3年以上 | 496~701万円 |
CCNA | 2年以上 | 404~578万円 |
引用元:Cisco
あくまで平均値ですし、他の条件によって年収は変わるのであくまで参考値です。また最新の状況は実際に出ている求人情報を見るのが良いでしょう。
ただ、現在のあなたの年収と比較して大きく上がる可能性があれば、CCNAをキッカケに昇給の交渉や転職にチャレンジしても良いでしょう。
お金が全てって訳じゃないけど、正当に評価して欲しいよね。
チャーチルさん
理由⑤:取得必須な案件に対応できる
仕方なくCCNAが条件になる募集もある
SES向け/フリーランス向けの一部の案件では“CCNA必須”の条件が課される事があります。
文字だけ見れば、『資格の有無でエンジニアを篩に掛けているんだな~』程度にしか思わないかもしれません。しかし、この手の募集は本当にCCNA保有者に来て欲しい訳ではなく、『それくらい最低限のスキルを持った人を募集してますよ』というニュアンスの場合が多いです。もう少し説明します。
そもそも募集する側の企業も、募集条件の書き方を悩んでいます。ケース毎に見ていきましょう。
特定案件の場合
特定案件の場合は、案件に要件に沿ってエンジニアを募集すれば良いです。例えば無線LAN構築案件のメンバーを募集する場合、最初から『Ciscoアクセスポイントを構築する』とやる事が分かっていれば、募集条件も「Ciscoアクセスポイントの構築経験があること」とすれば良いのです。
運用の場合
一方、長期的な運用要員を探している場合、『運用業務は色々あるから全体的にできる良い人が欲しいなぁ~』みたいなざっくりな要件で考えている訳です。しかし、流石にそれをそのまま書いても人は応募してきません。
やることの種類は多くて書ききれないので、せめて“スキルのレベル”に着目して募集しようと考えます。が、そもそもスキルの高い低いは定量的に表現できる訳ではなく、そういった意味で企業側は悩んでいます。
募集する以上何かしら具体的な条件を付けなければという事で、
『ある程度スキルのある人=CCNA保有者』
という位置付けで、条件で出しているのが実情です。
一方、
- 企業が求める人物像を表現する方法としてこの記載が適切か
- CCNA保有者の中でも当然スキルの差がある
という指摘はありますが、上記の通りそもそもスキルを定量的に評価する事自体難しいので、仕方なくCCNAという物差しを使っている節はあります。
CCNAがあれば応募できる
といった背景を理解しつつも、『募集条件=CCNA保有者』であれば保有者しか応募できません。もしチャレンジしたい内容の案件であっても、応募できないとなったく悔しいですよね。。。
ITエンジニアは免許制ではないですし、世の中には資格なしで対応できる案件は沢山あります。
一方、CCNAを持っていた方が案件の選択肢が増えるのは事実です。募集中の案件でCCNAが必要と分かっても、すぐに取得できる人は限られます。
今の内にCCNAを取得しておけば、魅力的な案件に応募できる可能性もあるのでメリットの1つとして覚えておきたいポイントですね。
CCNAの勉強について
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では実際にCCNAを取得しようと思ったらどの程度勉強すれば良いのでしょうか?一般的にCCNAの勉強は160時間必要と言われています。例えば1日2時間勉強する場合、2ヶ月半程度はかかります。
ただし、未経験者の場合はつまずくポイントも多いです。。。
本やWEBサイトでの独学だけで進めようにも、間違った理解で進んでしまったり、モチベーションを保てず挫折してしまう可能性もあります。アソシエイトレベルとは言え、実務経験がないとイメージしにくい内容があるのは事実です。
- 「スクールに行きたいけど時間が無いなぁ…」
- 「やっぱり経験ないと無理なのかなぁ…」
- 「内容良く分からないし、勉強続けられる気がしないなぁ…」
と諦めている人もいるのではないでしょうか? でもそのままでは人生何も変わりません。
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さらにウズウズカレッジCCNAコースの詳細を知りたい人はこちらの記事を参照です。
口コミは悪いの?費用は高い?ウズウズカレッジCCNAコース 徹底解説 -未経験者におすすめのオンラインスクール-
まとめ
-
CCNA取得のメリット
- 理由①:Ciscoだから → シェアの高いCiscoを扱えれば案件数も増える
- 理由②:ネットワークの基礎知識を習得できる → CCNAはCisco製品の問題だけではない
- 理由③:就職/転職で有利になる → 最後のひと押しアピール
- 理由④:年収アップに繋がる → 昇給の交渉材料や転職のアピールポイント
- 理由⑤:取得必須な案件に対応できる → 案件によってはCCNAが条件の場合も
- CCNAの勉強
- 勉強時間は一般的には160時間
- オンラインスクールも上手く活用しよう
この記事ではCCNA取得のメリットについて解説しました。自分が目指している方向性と一致していれば取得はオススメですし、もし違うのであれば別の道を考える必要があります。個人的には、ネットワークエンジニアとして働くのあればとりあえず持っておいて良いとは思っており、この記事が何かの役に立てば幸いです。